エンジンのクリーニング

性能と耐久性は注意深い点検とメンテナンス次第です。下記の手順に従って下さい。

燃料フィルター

燃料に微細な異物が堆積すると、燃料のスムーズな流れを妨げ、エンジンへの燃料供給に支障をきたし性能を低下させます。燃料タンクとキャブレターの間に燃料フィルターを取り付ける事をお勧めします。定期的にフィルターをクリーニングし、堆積した異物を除去して下さい。

キャブレター

キャブレターが正しく機能する為には、燃料が通過する各パーツが十分に手入れされている事が必要です。定期的にキャブレターを分解して、調整用の各ニードルバルブやネジを洗浄します。オーリングは特に注意深く管理し、損傷や破損が無い事を確かめます。破損していない場合でもオーリングは定期的に交換する事をお勧めします。キャブレターの洗浄後は、各ニードルを元の位置に取り付けます。多少位置がずれる事もある為、洗浄後に始動する際は、燃料の供給状態を必ず確認して下さい。

燃料タンク

走行後は必ず燃料タンクを空にして下さい。その後、グロープラグを取り付け、エンジンを再始動してシリコンチューブに残っている燃料を完全に燃焼させます。この作業を行う事により燃料がタンクの底に残り、次回始動する際に問題を生じさせる事を防げます。

エンジン

タンク内の燃料を全て消費してエンジンが停止した後、キャブレターからスタンダードオイル(防錆油)をエンジン内部に注入し、スターターでエンジンを4~5秒間回転させて、内部全域にくまなく注油します。この作業により、次回のエンジン始動まで内部の部品が腐食してしまう事を防ぎます。エンジン外部はメタノールか灯油により洗浄する事をお勧めします。燃料用のシリコンチューブを破損させるような溶液の使用は避けて下さい。

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